桑の葉の期待できる効能とは？副作用ってあるの？

クワは、クワ科クワ属の落葉高木の総称で、中国や日本などの亜熱帯地域を原産としています。
葉っぱが蚕のエサになることで有名で、かつて里山では養蚕業が盛んで、桑の木は養蚕農家にとって大切な樹木でしたが、養蚕業の衰退とともに桑の木を栽培する農家が減少したことで、あまり注目されなくなっていました。

桑の葉の特徴とは

桑は薬草としても知られており、古くから健康効果がある食品として食されてきたようです。中国では、桑の葉を干してお茶にしたものは「神仙茶」と呼ばれおり、風邪や百日咳、滋養強壮に効果のある薬草として利用されてきました。

中国で、内容がもっとも充実した薬学著作と言われている「本草網目（ほんぞうこうもく）」に桑が薬用として掲載されており、古い生薬の1つであり捨てるところがない事でも知られています。

日本では、江戸時代に記された「大和本草』や「本朝食鑑」に薬用植物として好んで利用されており、その健康効果は知られており、薬草として利用されてきました。

桑の葉の期待できる効能

桑の葉の持つすごい力について、ご紹介します。

桑の葉で血糖値の上昇をケア

私たちは、食事をしたり甘いおやつを食べると急激に血糖値が上がります。桑の葉の成分に含まれる「1-デオキシノジリマイシン（DNJ）」を食前に摂取することで、食事の糖質が小腸で吸収されるのをブロックする働きが期待できます。

糖質サポートをする有用成分「1-デオキシノジリマイシン（DNJ）」は、いろいろな植物の中でも、豊富に含まれるのは桑の葉だけだそうです。

最近では糖尿の方や健康を意識する方は、GI値が低い食べ物を選ぶ傾向があります。GI値とは、食後の血糖値の上昇度を示す数値です。桑の葉茶や桑の葉青汁を飲んでいる方で、血糖値のコントロールを期待している方も多くいらっしゃいます。

桑の葉でダイエット効果はあるのか

桑の成分でもある「1-デオキシノジリマイシン（DNJ）」のアプローチにより、血糖値の上昇を抑えるだけでなく、ダイエット効果にも注目されています。

DNJにより、小腸で吸収されなかった糖類は大腸の腸内細菌で分解されます。その際に発生する炭酸ガスや水素ガスで腸内が刺激されるので便通がよくなるようです。また、糖の吸収を防ぎ糖質制限ダイエットの後押しになる成分でもあります。

炭水化物やスイーツ好きの人や、外食が多い人など食事制限が難しい人にこそ、食前に桑の葉茶や桑の葉青汁などのサプリメントを摂取してみてはいかがでしょうか。

桑の葉で便秘もスッキリ？

桑の葉には、健康によいとされるケールの数倍の植物繊維が含まれています。
食物繊維には、整腸効果や血糖値上昇の抑制が期待できる栄養素で、多くの日本人に不足している成分とも言われています。桑の葉を積極的に摂取することにより、腸内環境の改善・維持をすることで生活習慣病対策に期待できるでしょう。
便秘が改善されると体の老廃物も排出できるのでデトックス効果があり、腸活からの美肌効果も期待できます。

桑の葉の成分は

桑の葉には栄養成分がたくさん含まれています。
食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、カリウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ルチン、GABAなど、健康管理を目的に愛飲している方が増えているのも、納得いただけるのではないでしょうか。

桑の葉の副作用は？

桑の葉は、医薬品とは違うので基本的に副作用はないとされています。
そのため、安全な健康食品として、サプリメントやお茶などが広く流通しています。

ノンカフェインですので妊婦さんにもお飲みいただけますが、摂りすぎるとお腹が張ったり、おならの回数が増えたり、お腹を壊すこともありますので、気をつけましょう。

血糖値を下げる効果があるため、糖尿病の治療を受けて血糖値を下げる薬を飲んでいる方は念のため医師にご相談ください。

いやしの村の桑の葉青汁は、桑の葉と大麦若葉のW効果で、野菜不足の解消や、体の代謝を活性しデトックスを促してくれます。