よもぎには女性に嬉しい効能がたくさんあります。
特に妊活中、妊娠中、更年期の方にもオススメの万能な和製ハーブ・よもぎは、昔から注目されていますが、今でも、女子には熱いキーワードですね。
よもぎと聞くと、春の草団子やお餅を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
香りも良く色もキレイなので、日本では食用としてとても親しまれています。
最近SNSでは「#よもぎ蒸し」と美容やダイエット記事に、ハッシュタグをつけてUPしている女の子たちが多く見受けられます。
韓国や中国では、よもぎは女性特有の悩みに効果があると昔から言われているようです。
では、よもぎには果たして、どのような効果や効能があるのでしょうか。
よもぎ(ヨモギ)とは
よもぎはキク科よもぎ属の多年草です。
日本では、昔から全国各地に自生しているので、必ず一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
世界各国では、よもぎは薬草として使われてきました。
ヨモギ属の属名を「アルテミシア」と言い、このアルテミシアはギリシャ神話に登場する月の女神・アルテミスが名付けたと言われております。
この女神アルテミスに、よもぎが捧げられたとしており、古代より婦人科薬として使用されていました。
月経痛・生理不順・不妊など子宮などに働きかけ、「ハーブの女王」と呼ばれるくらい、女性には嬉しい多くの薬効があると言われています。
話題となっているよもぎ蒸しと効果
よもぎ蒸しとは、よもぎを煎じた蒸気を、下半身を中心に体全体に浴び吸収させる韓国の民間療法です。
角質層のないデリケートゾーンの粘膜から蒸気を体に吸収させるので、吸収率がすごく高く、効果をすぐに感じらます。
いま日本では、女性を中心にデトックス・冷え性改善・生理不順・生理痛の緩和・子宮筋腫の緩和・美活などとして話題となっていますが、韓国では600年以上前から産後のケアとしてよもぎ蒸しが使われてきました。
現在、妊活や妊娠中に体調を見て施術を受ける方も増えているようです。
女性に嬉しいよもぎの効能
よもぎには、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
主なヨモギの効能を、一つづつ紹介していきますね。
造血・浄血
よもぎに含まれる成分に「緑の血液」と呼ばれる葉緑素(クロロフィル)があります。
この葉緑素は、他の植物に比べ良質で体内に摂り入れやすい特徴をもっており、よもぎの中に豊富に含まれている鉄分がこの葉緑素との相乗効果で造血を促進します。
貧血の解消にも一役かってくれますね。またビタミンKが血液をサラサラにし、きれいに保ってくれます。
冷え性改善
血行促進・発汗作用・抗酸化作用があり、よもぎは入浴剤としても人気があります。
体の芯から温まるので、冷え性や肩こりにも効果があるといわれています。
腸内環境の改善
食物繊維がほうれん草の約10倍以上含まれており、腸内の有害物質を解毒・排出してキレイにします。
また食物繊維同様に、ミネラルも多く含まれており、血管の悪玉コレステロールや活性酸素を排出し血液もサラサラにしてくれます。
腸を刺激し、排便作用を促すので、便秘解消にもつながります。
デトックス・ダイエット・むくみ予防
よもぎには利尿作用があり、体内の老廃物を排出して新陳代謝を高めてくれます。
体を温め、血液の循環が良くなりデトックス効果が高まるのと同時にエネルギーの消費が高まります。
余分な水分の排出の促してくれるので、むくみ予防にもつながります。
リラックス効果
ローズマリーにも含まれる、「シネオール」という香りの成分がよもぎにも含まれています。
交感神経の働きを抑えて副交感神経の働きを強めたり、脳を落ち着かせて睡眠を促進したりと、リラックス効果があります。
よもぎは妊娠中・授乳中の摂取はできるの?
妊娠期間は出産に備えて、体内の血液量が約1.4倍増加します。
血液量の増加は、ホルモンの働きによるもので自然に起こることなのですが、お母さんの体が追いつかずに鉄欠乏貧血になる場合があります。
貧血になると息切れ、疲労感、立ちくらみといったトラブルを引き起こします。
また元気な赤ちゃんを産んだ後も、お母さんの血液は母乳作りのために、ますます増加していき、授乳期間中もこのようなトラブルを引きずってしまうことがあります。
このような鉄欠乏貧血予防にもよもぎはオススメです。
手軽によもぎを摂取するのに「よもぎ青汁」がオススメです。
だだ注意点として、妊娠中も授乳中もお母さんが口にするものは、全て臍帯や母乳を通して赤ちゃんに届いてしまうので以下のことに気を付けましょう。
・添加物が入っていないか
・ノンカフェインかどうか
・国内生産、国内で作っているか
これらのことを気にして選ぶと安心ですね。
更年期にもよもぎがオススメ
よもぎの浄血作用で免疫力を高め、胃腸、肝臓、心臓、すい臓、血液の機能を高め、自立神経やホルモンバランスの乱れを整えるのに効果があるといわれています。
上記にもありました、シネオールの香り成分によって、自律神経を整えてくれます。
特に更年期障害でつらいのがホットフラッシュ。
多汗・のぼせ・ほてりは女性ホルモンのエストロゲンの減少によって自律神経が乱れてることでおこります。
これらのほっとフラッシュに、近年よもぎ蒸しが症状が緩和してくれると言われています。
以上のように、幅広い女性の味方になる「よもぎ」。
自分のライフスタイルに合ったよもぎ商品を選んで、
毎日元気に過ごしましょう。
ヨモギ青汁はいろいろ使える
・お湯や水に溶いて飲む
・豆乳に入れて飲む。
・ヨモギ白玉ぜんざいに
・たこ焼きやお好み焼きなどの生地に入れる
・手打ちうどんに混ぜる