自然免疫と獲得免疫の違いってご存じですか?
私たちが健康で元気に生活するためにも、日頃から免疫力を高めることが大切です。
自然免疫とは
自然免疫は、私たちがもともと生まれつき持っている免疫反応で、この自然免疫はあらゆる動物にそなわっています。
体の中にウイルスや細菌などが侵入してくると、自然免疫はいち早く反応する最初の免疫で、
マクロファージ、顆粒球、NK細胞といった免疫細胞がそれにあたります。
食細胞であるマクロファージは、顆粒球がウイルスや細菌などの敵を食べてやっつけてくれます。
NK細胞はウイルスや細菌に感染した細胞を破壊し、死んだ細胞をマクロファージが食べて、体内を片付ける掃除屋です。
自分の体をウイルスや細菌から守る大切な仕組みです。
獲得免疫とは
獲得免疫は、自然免疫をすり抜けて体内で増殖を始めたウイルスや細菌、がん細胞のような病原体が現れた時に活躍する免疫です。
獲得免疫には一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時には、一早く対処できるよう学習するという特徴があります。
私たちも一度病気にかかると次はかかりにくいのは、この獲得免疫が抗体を作りウイルスなどの抗原を処理してくれているためです。
獲得免疫は自然免疫のように、もともと備わっているものではありません。
運動で免疫細胞を刺激
免疫細胞は骨髄で作られていますので、自分の体力に合った運動をして骨髄を刺激することは重要なポイントになります。
運動することで血流が良くなり、体の骨格の骨にも良い影響を与え、免疫力があがり風邪も引きにくくなります。
高脂血症や糖尿病の方は血流がよくない人が多いので注意が必要となります。
運動することで、血液のながれが良くなることで、体に老廃物がたまりにくい体質になります。
体温を上げると健康になる
体温が1度下がると免疫力は30%低下すると言われています。
免疫力を高めるために大切な事は、体の体温を上げることです。
体温を上げることで血流がよくなり、免疫力が高まります。
逆に低体温は放っておくと様々な病気を招きます。
なぜ、低体温になってしまうのかというと、その原因はストレスです。
ストレスがかかると、副腎皮質からステロイドホルモンが分泌され、免疫の働きを抑えてしまいます。
そこで趣味を楽しんだり、カラオケや体を動かしたりして、ストレスの発散をすることが大切です。
ストレスの発散こそが、病気などの養生法としても重要なことなのです。
免疫力アップには温活が一番「蒸し金時ショウガ」
温活をして体の冷えの解消におすすめなのが、体を温める代表的な食材“しょうが”です。
その中でも金時ショウガはジンゲロールが通常の生姜の4倍。
さらにショウガを蒸すことで「ショウガオール」の働きでもある血管を広げる作用が10倍になります。
身体を温め血行を促進するショウガオール、
免疫力を向上させるジンゲロール、
疲労回復に効果的なシネオールなど、
温活習慣に役立ちます。
体の内側から温めるのに効果的な「蒸し金時しょうがパウダー」を使ってお料理。
炒め物、煮物、味噌汁など、どんなお料理にも手軽に使えます。
免疫力アップには筋力アップ
私たちの筋肉の約70%が下半身に集中しています。
特にふくらはぎの筋肉は、第二の心臓と言われ、血液をめぐらすポンプの役割を担っています。
運動不足や筋力不足になることで、体のめぐりが悪くなり、免疫力が低下しがちになってしまいます。
また年齢を重ねると、食べ物の消化・吸収が悪くなり、体の栄養が取り込みにくくなります。
胃腸の働きが悪い方は、筋肉をつくる材料でもある「必須アミノ酸」を摂取することが大切です。
さらに、血流を高めてくれる非必須アミノ酸「アルギニン」を一緒に摂ることがおすすめです。