朝、学校などの朝礼でフラッとめまいで倒れたことありませんか?これは、体の血液が足りてない「鉄欠乏性貧血」といわれています。
これからご紹介するチェックシートで確認し、日頃から貧血の予防をしましょう。体の血液が不足すると、酸素や栄養も体中にめぐりません。それが長年続くと体に影響をあたえてしまいます。
貧血の原因とは
貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が減少している状態です。ヘモグロビンは、血流に乗って酸素をカラダのすみずみまで運ぶという大切な働きをしているため、ヘモグロビンが減少すると全身に十分に酸素が行き渡らず、疲れやすい・めまい・動悸・息切れ・立ちくらみ・頭痛などの症状が現れます。
鉄の摂取量が少ない偏食やダイエット、月経や病気、激しいスポーツ時などの鉄の排出量が多い場合、思春期、妊娠・出産・授乳期などの鉄の必要量が増加した場合に起こりやすなります。
貧血で倒れる!「貧血」と「脳貧血」の違い
「貧血」とは、血液中の赤血球が不足していることで、その材料である「鉄」が不足しているために、女性の月経や、高齢者の病気などによる血液の流出のため、赤血球の製造が間に合わなくなった状態です。月経で、生理のために毎月約30mgもの鉄分が失われます。
「脳貧血」は、脳に血液がいかい鉄欠乏性貧血のため酸素欠乏状況になった状態で、目の前が暗くなり、いきなり倒れたりします。最近このような脳貧血を起こすような病気を、起立性調節障害(OD)と呼ばれることが多くなりました。
貧血症状のセルフチェック
貧血が続くと酸素不足だけでは無く、精神的にも不安定になります。貧血セルフチェックをし対策しましょう。
■ 顔色が悪く、青白く見える
■ 爪がもろく、割れやすい
■ 口角炎や口内炎ができやすい
■ 疲れやすい
■ めまい、立ちくらみをよく起こす
■ イライラ、くよくよしがち
■ 集中力がない
■ 切れ毛、枝毛が多い
■ すぐに息が切れる
下まぶたをめくった部分にはたくさんの毛細血管があり、健康だと血の色で赤く見えますが、貧血だと白っぽく見えます。また舌の味覚障害や、爪の先が丸まった「スプーン爪」の状態になったりすることがあります。
生活習慣の乱れで貧血を引き起こしている可能性もあります
貧血を治す良い食べ物「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の違い
食品に含まれる鉄分には、動物性食品に多く含まれる「ヘム鉄」(豚・鶏などのレバー、肉類、まぐろ・かつおなどの魚類)と、植物性食品に多く含まれる「非ヘム鉄」(ほうれん草、切り干し大根などの野菜や穀類、豆腐、海藻類など)の2種類あります。
動物性の「ヘム鉄」は吸収率が10~30%と高いといわれており、植物性の「非ヘム鉄」は吸収率は5%以下で、ヘム鉄は、非ヘム鉄に比べて、腸での吸収がよいという特性があるので、まずはヘム鉄を十分に摂りましょう。
非ヘム鉄と相性がよい食事とは
ヘム鉄が吸収率が高いからといって、動物性だけを摂ればいいわけではありません。
2種類の鉄分をバランス良く食べるように心がけましょう。
非ヘム鉄は、たんぱく質と一緒に摂ると吸収力がアップします。卵や牛乳、小松菜やほうれん草などのグラタンなどの組み合わせがおすすめです。
鉄分と相性が良い食べ物、相性が悪い食べ物とは?
鉄は食品から摂取しても、体内に吸収されるのはほんのわずかで、鉄の吸収は男性で1日約1mg、女性で1日約1~2mgです。
鉄分と相性が良く効率よく鉄を吸収するにはレモンなどのビタミンCの活用や、食後に果物を食べるなどの工夫したり、梅干しや、酢を使ってみてもいいでしょう。
料理には、鉄鍋などの鉄製の調理器具を使うのも効果的です。
鉄と相性がよくない食べ物は、コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるタンニンは、鉄の吸収を妨げます。タンニンの少ないほうじ茶がお勧めです。
体への負担が少ないアッケシ草の非ヘム鉄が最適!
植物性非ヘム鉄で必要量取れるのがアッケシ草です。地球上で一番重量がある植物で、鉄分を多く含むミネラルは亜鉛単体、鉄分単体では吸収が悪く、バランスに欠けると害となることもあります。
一物全体でバランス良く必須ミネラル16種類すべてと鉄分を摂取するのに、アッケシ草は最適です。鉄分が豊富な植物性の鉄分、アッケシソウをサプリメント「海のベジ鉄」は手軽に節分を摂取できます。
鉄分の吸収をサポートするビタミンCには、世界で一番ビタミンCが豊富な果物「カムカム」と一緒に食べて、日頃から貧血改善を心がけよう!毎日の積み重ねが大切ですね。
また、合わせてタンパク質もとると良いといわれています。
タンパク質はなかなか消化できないので、質高いアミノ酸で、からだの材料を補いましょう