熱中症対策や、熱中症の症状になった時に手軽に飲める飲み物としてスポーツドリンクや、薬局などで購入できる経口補水液があります。経口補水液とスポーツドリンクの違いとは何でしょうか?
熱中症や脱水症状には「水」だけではダメ?
私たちが生命を維持するのに必要な水分は1日2.5リットルと言われています。水分補給は、食事などから1.2リットル補給しているので、飲料としては1~1.5リットル程度になります。
体からの水分排出は、汗、呼気、皮膚、尿や便からで、1日2.5リットル出ていきます。
スポーツドリンクとは
スポーツドリンクは、日常生活や運動することで体から排出した水分を補給するのに、清涼飲料水として効率よく補給できます。
スポーツドリンクは砂糖や果糖などの糖類に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれており、胃腸への負担を軽減しながら吸収速度を上げてくれます。
ただ、経口補水液に比べ、糖分が多く電解質が少なめなので、脱水症の改善というより運動量の多いスポーツをした時など、水分とエネルギー補給に適しており、疲労回復にも効果的です。
経口補水液とは
経口補水液は、水にナトリウムなどの電解質、ブドウ糖などの糖分を一定の割合でバランスよく配合した飲料です。熱中症や脱水状態などで不足してしまう電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、通常のスポーツドリンクよりも電解質の濃度が高くなっています。また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクより糖の濃度が低くなっています。
経口補水液とスポーツドリンクとの違い
経口補水液とスポーツドリンクとの違いは、内容成分の割合です。汗をかいたり、脱水症状や熱中症になると、体液から一緒に電解質(ナトリウムなどの塩分)やミネラルが失われます。水分補給する時は、塩分も一緒に補給することが重要です。
スポーツドリンクは、糖分が多く電解質が少なめなので、脱水症の改善より運動量の多いスポーツをした時や農作業した時など、水分とエネルギー補給に適しています。
経口補水液は、脱水症状や熱中症の時にすばやく体内に浸透し、水分と電解質の両方を補給し、体調の改善に役立ちます。
経口補水液の作り方
経口補水液の作り方は、水500mlに対して塩1.5g、砂糖20gを加えてよく混ぜるだけです。市販の経口補水液がない時は、自宅にある材料で作って飲むこともできます。経口補水液の味が苦手で飲みにくいという場合には、レモンやグレープフルーツ果汁などを加えて味を整えると飲みやすくなり、カリウムの補給にもなります。
- 水 500ml
- 砂糖 20g
- 天然塩 1.5g
- レモンなどお好みで適量
※「経口補水液」が手元にない場合、緊急的な対処として作る方法をご案内しています。
経口補水液を作る時のおすすめ商品
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