6月ころから夏かぜになる人が増えてきます。特に子供の夏風邪ウイルスの感染が多くなってきます。
夏風邪は治りにくく冬にかかる風邪とは違った特徴があります。夏に風邪をひくと夏バテと重なって治りにくく、体調を整えるのには一苦労してしまいます。
夏風邪の特徴とは?
夏風邪は長引きやすく、冬に引く風邪と違った特徴があります。
風邪を引きやすい冬風邪のウイルスは乾燥したところを好みますが、夏かぜのウイルスは高温多湿の環境で活動的になり、ウイルスが感染して起こる病気が夏風邪です。
夏風邪の症状は37.5度くらいの微熱が続き、ウイルスは喉や腸で増えるため喉の痛みや激しい咳、腹痛、下痢などの症状がでやすくなります。また冬風邪のような鼻水や鼻づまりの症状が出にくいのも特徴です。
特に年を取ると若い頃に比べ食欲や免疫力が低下するため注意が必要になります。
なぜ、夏風邪は長引くの?
エアコンのお陰で夏は快適に過ごしやすくなりましたが、その反面、エアコンで体を芯から冷やしてしまい免疫力が低下し、暑いからといって冷たい食べ物や飲み物を多くとってしまったりする季節でもあります。
体が冷えたり暴飲暴食したりすると免疫力がさがり夏風邪を引きやすくなります。
夏の暑さや冷房との気温差でおきる夏バテや自律神経の乱れ、睡眠不足が続いたりやストレスといったことで、夏風邪に対応できる体の免疫力がなかなか戻ってこないため、夏風邪は長引きやすいのです。
夏風邪のウイルスはこれだ!
咽頭結膜熱(プール熱・アデノウイルス)
「プール熱」は、かつてプールの水を介してたり、タオルを使い回しすることで感染がしたことからこう呼ばれていました。最近の施設は水質もしっかり管理されているため、プール水を介した感染はほとんどみられません。
咽頭結膜熱は、アデノウイルスが原因で感染力が非常に強く、口や鼻、喉、目の結膜から感染します。唾液や目やになどから感染するので、咳やくしゃみの飛沫感染や手で直接触れる接触感染がないようにタオルの共有を避け、しっかりと手洗いをしましょう。
エンテロウイルス
エンテロウイルスは、腸管で増殖するウイルスの総称で、疾患は急性上気道炎、胃腸炎、ヘルパンギーナ、手足口病などです。
下痢を引き起こすと脱水症状にもなりやすく、夏の季節は汗をかきやすいため、しっかりと水分補給をこまめにしましょう。
夏風邪のなかでも幼児がなりやすいヘルパンギーナは、手足口病の原因となるウイルスで発熱、口内炎、水泡、食欲不振など身体全体に症状を伴うのが特徴です。
夏風邪は高熱がでることもありますが症状は比較的ゆるいことが多いです。ただ、そのまま放っておくと重症化してしまうこともあるので、症状がゆるいからといって、夏風邪を軽視してしまうことはとても危険なのです。
できるだけ自己免疫力を高め、ウイルスに対抗することが大切です。
夏風邪の症状、感染経路、潜伏期間は?
風邪の80~90パーセントはウイルスの感染が原因です。
風邪のウイルスには200種類以上あると一般的にはいわれています。
咽頭結膜熱(プール熱)
咽頭結膜熱とは、アデノウイルスによる感染症で流行時期は夏期。
プールでの感染があることから「プール熱」とも呼ばれます。
最近数年の傾向として冬季にも小流行がみられることがあります。
咽頭結結膜熱の主な症状:発熱・咽頭炎・結膜炎の症状が多く、その他リンパ節の腫れ、腹痛、下痢などが生じることもあります。症状は1~2週間程度でおさまります。
感染経路:飛沫感染、接触感染、経口感染
潜伏期間:5日~7日間
感染期間:ウイルスは初期の頃に多く排出されるが、症状が治まってからも1ヶ月程度続く
エンテロウイルス(ヘルパンギーナ、手足口病など)
■ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発しんを主症状とした感染症です。
主に夏季に流行するいわゆる「夏かぜ」の代表的疾患です。
ヘルパンギーナの主な症状:突然の高熱、咽頭痛や咽頭発赤を呈し、口腔内に水疱や発赤が現れます。
水疱は破れて痛みも伴います。2~4日で解熱し7日程度で治癒します。
高熱による倦怠感や口腔内の痛みなどから、食事や水分を十分にとれず、脱水になることもあります。
感染経路:飛沫感染、接触感染、経口感染
水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します
潜伏期間:2日~4日間
感染期間:症状が治まった後もウイルスは呼吸器から1~2週間、便からは数週間~1ヶ月排出される
■手足口病
手足口病の主な症状:潜伏期間の後、口の粘膜・手のひら・足の甲または裏などに2~3mmの水疱性の発しんが現れます。高熱になることはあまりありません。一般的に軽症で、発しんは3~7日で痂皮(かさぶた)を残さずに消失します。重症化になることはまれです。
感染経路:飛沫感染、接触感染、経口感染(糞口感染)
水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します。
潜伏期間:3日~5日間
感染期間:症状が治まった後もウイルスは呼吸器から1~2週間、便からは数週間~1ヶ月排出される
夏風邪の対処法は
これらの原因となるウイルスに有効な治療薬はなく、頭を冷やし睡眠を十分に取り体を休ませましょう。症状が治まるまでエアコンの温度は冷やしすぎないようにタイマーなどを活用しましょう。
食事は、喉への刺激が少ない食べ物にし、水分をしっかりと補給し脱水の対策をしましょう。
夏かぜ対策には「免疫力アップの食生活を!」
ウイルスなどへの抵抗力を高くすることで大切なのが、毎日の食事です。
夏かぜ対策には「日頃から運動を」
体を動かしたり運動することで生活習慣病や死亡率が低下することが分かっています。また、メンタルヘルスや生活の質の改善や向上にも効果をもたらしてくれます。
・ウォーキング
ウォーキングをすることで、基礎代謝を上げ、夏バテ予防にも繋がります。
できるだけ炎天下での運動は避け、朝や夜の涼しい時間帯に行いましょう
・ストレッチ
ストレッチは筋肉を伸ばし、関節可動域を広く使うための運動です。
意図的にゆっくり首や肩などの筋や関節を伸ばすことで、リラックスし免疫力を高めてくれます。
「眠りの質」が良くなれば自律神経が整う
睡眠力は免疫力といってもいいくらいで、睡眠の質が低下すると心身の健康が損なわれてしまいます。
ぐっすり寝れることで自律神経が整い、昼間の仕事や生産性がプラスになり、ストレスも軽くなり心身ともに、新たに1日がスタートできます。
■快眠のため、寝る前にやってはいけないNGとは
・寝る前にスマホを見たり触ったりしない
・夕食は就寝の3時間前までにすませる
・寝る前のアルコールは控える
・就寝時はテレビを付す
■今日1日で気になったことをシャットダウン
寝る1~2時間前に少しぬるめのお風呂に入ることでリラックスし副交感神経が優位になることで入眠しやすくなります。あれこれ考え事をしたり、ストレスを持ったままでいると交感神経を刺激するので自律神経を乱してしまいます。夜寝る前に薄暗くした部屋で、寝ながらマインドフルネス(瞑想)をし、3分間だけでも頭のなかをカラッポにしましょう。
それでも、体が気だるい!風邪を引いてしまった
しっかりと抵抗力をつけ免疫力を上げることができれば、夏風邪予防になります。
しかし、夏は冷たいアルコールやジュースを飲んだり、アイスクリームや冷たい食事などを食べて胃の免疫力が下がる傾向にあります。
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