2月の喜楽楽では、美しい雪景色が広がる中、さまざまな出来事がありました。今回は、全国から訪れた全国歌声創作部の方々の滞在や、震災に対する意識の高まり、そして日々の農作業や味噌作りの様子についてお伝えします。
1月22日から24日までの3日間、北海道から広島まで全国各地から10名の全国歌声創作部の方々が喜楽楽を訪れました。皆さんは歌を愛するだけでなく、原発問題や地震の現状にも関心を持ち、実際に能登半島の震災の影響を見てみたいとの思いで訪問されました。雪の影響が心配されましたが、無事に到着し、夕食を楽しみながら熱心に震災について語り合いました。
参加者の間では、今年で30周年を迎える阪神淡路大震災についての話題も上がりました。「震災の記憶を風化させず、子どもたちにも伝えていきたい」との思いから、神戸への訪問を計画している方もいらっしゃいました。歌を通じて、被災地の方々とつながり、支援活動を続けていきたいという強い意志が感じられました。
喜楽楽では、ブルーベリーやミカン、桃の選定作業が進められています。しかし、大雪の影響で桃の木の3分の1が折れてしまい、今後の管理が課題となっています。また、寒さの厳しい中、剪定作業を行うスタッフの顔が赤くなり、寒さとの戦いを感じながらの作業となりました。
2月15日には、会社で味噌作りを行い、10名ほどで作業しました。55kgの味噌を仕込み、カビを防ぐために笹や塩を活用。昨年は唐辛子を使用してカビを防ぐ試みも行われました。こうした工夫を重ねながら、今年も美味しい味噌が出来上がることを期待しています。
10名の宿泊客のための布団準備には、多くの手助けがあり、大変助かりました。また、個人的な出来事として、家族の訃報がありましたが、行事が無事に終わったことで、長期の北海道滞在が可能となり、良いタイミングだったと感じています。
震災の影響が続く中でも、人々の温かいつながりと支え合いの精神が改めて感じられる日々でした。