こんにちは、喜楽楽の管理人、千葉です。今回も喜楽楽のできごとを紹介します。
猛暑と畑の様子
今年の夏は21日間も雨が降らない猛暑続きで、畑の管理も大変でした。草刈りをしても葉がすぐ枯れ、野菜の世話も難しく、水やりも1日起きでは追いつきませんでした。特に味菜は暑さに耐えられず、切るタイミングを逃すとすぐに傷んでしまいました。自然の厳しさを痛感した夏でした。
梅干し作りと畑の恵み
そんな暑さの中でも梅干し作りをしました。今年は赤しそを使わずに仕込みましたが、強い日差しで干すとシワシワになりすぎ、例年と違った仕上がりになりました。また、黒豆やピーナッツの栽培、りんごやみかん、ブルーベリー、そして初挑戦のメロンなど、さまざまな作物に取り組みました。メロンはご指導いただきながら栽培し、5個ほど収穫できました。暑さに負けずに育った命がけのメロンは特別な味わいでした。
果樹と動物たちとの攻防
果樹も順調に実りましたが、動物との攻防が続きました。桃は収穫前に30個以上も食べられてしまい、せっかく包んで守った実も被害に遭いました。ブルーベリーもネットの重みで枝が折れることがあり、自然の力強さと同時に無力さも感じました。唐辛子をネットに巻くと被害が減るなど工夫を凝らしましたが、完全には防げませんでした。最終的に青いまま収穫して冷蔵保存し、なんとか食卓に届けることができました。
訪問者と感想
夏には多くの方が喜楽楽を訪れました。ジャパンハートの方は「ここに来ると空気が違い、マスクを外せた」と感動してくださり、自然の力を実感しました。発酵イベントの打ち合わせで宿泊された方は「心地よい」と喜ばれ、また料理教室に参加した方は「社会人1年目の疲れが癒された」と笑顔で話されました。学生さんも「おばあちゃんの家に来たみたい」と言い、自然の中で心からくつろいでくれました。
自然と人をつなぐ場所
こうして多くの方が訪れ、それぞれに自然の恵みや癒しを感じ取ってくださいました。普段は気づかない空気の違いや森の力を、訪問者の言葉から改めて実感しました。作物を育てる苦労もありますが、その先にある喜びや、人との交流が大きな励みになります。これからも、自然と人をつなぐ場所として、喜楽楽を守り続けていきたいと思います。皆さんもぜひ遊びに来てください。