喜楽楽だより 2025年3月「令和6年能登半島地震のその後」

3月の喜楽楽では、春の訪れを感じる風景が広がっています。広場にはオオイヌノフグリの可憐な花が咲き、梅の花もようやく開花しました。今年は気温の変動が激しく、例年より遅い開花となりました。

また、地域の人々と味噌作りを行いました。発酵の力を活かし、ドブロクの発酵液に鍋を浸すと、こびりついた汚れが驚くほどきれいに落ちました。この経験から、発酵の持つ可能性を改めて実感しました。

震災後の復興支援として、埼玉からのボランティアさんが継続的に活動しています。仕事終わりに車で移動し、土日に作業を行い、そのまま帰るというハードなスケジュールながら、地域のために尽力してくれています。3月16日まではボランティア向けに高速道路の通行が無料となり、多くの人が助かっているとのことです。

農作業では、野菜の種まきをしましたが、気温差の影響でトマトやナスの発芽が思うようにいかず、試行錯誤を繰り返しています。特にナスは発芽せず、温度管理の難しさを実感しています。バジルやレタスも成長が遅めですが、今後の成長に期待しています。

さらに、醤油作りの仕込みも行いました。玄米を使った独自の手法で進め、発酵の過程では「花咲じいさん」の歌を歌いながら和やかに作業しました。醤油作りは味噌より手間がかかりますが、地域の伝統を守るためにも大切な取り組みです。

最後に、地震の影響で解体された家の跡地が整備され、新たな景色が広がっています。今後、この土地がどのように活用されるのか、地域の発展に期待が寄せられています。

これからも、春の移り変わりとともに地域の活動を続け、復興に向けた歩みを進めていきます。

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いやしの村 喜楽楽(きらら)

いやしの村喜楽楽は、いやしの村構想「すべてはひとつ 愛・喜びと自由の大調和」な世界を実現する第一歩として、中西研二氏が呼びかけ賛同した仲間たちの協力でできた施設です。

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